プロローグ

「吾輩は無職である。収入はまだ無い。どこで道を踏み外したかとんと見当がつかぬ。」1

これは、無職の人間のブログである。会社員として普通に働いていたが、あるとき退職を申し出た。その結果、現在に至る。良い会社であったし、皆優しかった。今でも感謝している。それを自分から辞めたあげく、どこで道を踏み外したかとんと見当がつかぬとまで抜かしているのである。まさに人間失格である。

働くのが嫌になったわけではない。一度、会社の外に出て、視野を広げたいと思ったのだ。レベルアップしてもっと働きたいと考えている。

「完璧な人生などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」2

正直、今後の人生がどうなるか予想もつかない。それでいい。完璧な人生などといったものは存在しないのだから、目の前のことに必死にぶつかっていけば良いのだ。

考えたこと、行ったこと、その他どうでもいいことをこのブログに残しておこうと思う。

プロローグ再び

冒頭のプロローグを書いたのは 2019 年 の終わりの頃である。それから月日が経った。2021 年の今、この文章を書いている。

あれから色々と経験し、色々な人に出会った。

「誰にもなんにも話さないほうがいいぜ。話せば、話に出てきた連中が現に身辺にいないのが、物足りなくなって来るんだから」3

ここでそれを語ることはしない。一つだけ述べるならば、経験を通じて価値観も大きく変わったように思う。しかし残念ながら生来の天邪鬼な性格だけはなかなか治らない。三つ子の魂百までだ。

現在はスタートアップの立ち上げに参加している。昔も今も充実した日々を送ることが出来ていることは大変ありがたい限りだ。今はただ目の前のことに必死に取り組んでいきたい。

「無職の長いトンネルを抜けると朧月夜であった。遠くの山が笑った。私は走り出した。」4

プロフィール

1993 年、東京都生まれ。大学卒業後は IT 企業に約4年勤め退職。海外留学や起業家養成校を経た後、現在はエンジニアとしてスタートアップの立ち上げに参加している。

保有資格は「情報処理技術者(プロジェクトマネージャ試験)」、「PMP(Project Management Professional)」、「CISA(Certified Information Systems Auditor)」など。資格は所詮資格、というのは本人が一番自覚している。

趣味は読書と散歩。主に文学作品を好むが、それほど量を読んでいるわけでもなく、コアな読書家から話を振られても対応できないため、趣味は読書だと気軽に発言するのは命取りである。そのため、趣味を聞かれた際には散歩だと答えることが多い。散歩って具体的に何?と追及を受けることがあるが、散歩は散歩である。

(補足)投稿する記事は作るときの気分によって文体を変えています。緩く書きたいときもあれば、気取って書きたいときだってあるのです。


  1. 本来は「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」である。夏目漱石「吾輩は猫である」より。 ↩︎

  2. 本来は「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」である。村上春樹「風の歌を聴け」より。 ↩︎

  3. 原文ママ。J.D.サリンジャー(訳:野崎孝)「ライ麦畑でつかまえて」より。 ↩︎

  4. 本来は「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」である。川端康成「雪国」より。 ↩︎