C# の言語の生い立ち

始まりは Microsoft .NET という構想

2000 年、マイクロソフト社はある構想を打ち出します。それが Microsoft .NET です。

これは、大規模なネットワークサービスを構築するため、腕時計やカーナビといった家電からパソコンや携帯電話に至るまで、あらゆる電子機器をインターネットに接続させるというマイクロソフトの経営戦略でした。

.NET Framework は構想を実現するためのソフトウェア

Microsoft .NET という構想を実現するための具体的なソフトウェアとして作られたのが .NET Framework です。これはマイクロソフトによって開発されたアプリケーションの開発・実行環境です。

C# は .NET Framework 上で開発するための言語として登場

そして C# は .NET Framework を用いて開発する際に使用する言語として作成されました。

乱立する環境、そして統合へ

.NET Framework、.NET Core、Xamarin/Mono

.NET Framework は Windows マシン上で動作するものでした。これに対して、Windows のみならず Linux や Mac 等の他のプラットフォーム上でも開発を可能とするためマイクロソフトによって新たに作られたものが .NET Core で、これは 2016 年に公開されました。

そして .NET Core の公開よりも前から、別団体によって .NET のマルチプラットフォーム化を進める動きがありました。それが Mono です。その後、紆余曲折あり Mono は Xamarin 社によって管理・開発されることになりました。Xamarin 社が管理するようになってから、ソフトウェア名も Mono ではなく Xamarin と呼ばれることが増えました。

そして .NET に

2016 年、マイクロソフト社は Xamarin 社を買収します。その後 2019 年にマイクロソフトは .NET Framework のメジャーアップデートの終了を発表します。

そして 2019 年、マイクロソフト社は .NET Core の名称を .NET に変えて .NET Framework および Xamarin/Mono を .NET に統合する方針を明らかにしました。

正式には .NET の後ろにバージョンを意味する数字がつき、「.NET 5」というのが .NET の最初のバージョンです。

なお、この時点での .NET Core はバージョン 3.1 が最新でした。そしてこのときの .NET Framework は 4.8 が最新です。

.NET は .NET Core の実質的な後継のため、通常ならばバージョン 3 の次である 4 から始めます。ただし .NET Framework と間違えてしまわないよう、あえて 4 を飛ばし 5 から始めたそうです。

.NET 上で C# を用いて開発する

ということで C# で開発する場合、これからは .NET の環境にて開発することが一般的になるでしょう。

参考

Microsoft Docs

ブログ記事