フィリピン留学 - 学校を移動します。

フィリピン留学 - 学校を移動します。

March 1, 2020

当初、MONOL での留学期間を3か月間で申し込んでいましたが、2か月間へと予定を変更(短縮)し、他の学校へと移ることにしました。

唐突に感じた方もいるかもしれませんが、実は MONOL に来て1か月が経過した時点で予定変更を検討していました。

次の学校についてもすでに決まっています。次に行く学校の説明はのちほど行うとして、まずは学校移動を決めるに至った理由を記載したいと思います。

学校移動を決めた理由 #

MONOL のためにも最初に断っておきますが、MONOL に不満があるから学校を移動をするわけではありません。主な理由は下記の2点です。

  • 1つの学校に滞在する期間は2か月が最適だと感じたため
  • スピーキングとリスニングを集中的に学習したいと感じたため

1つの学校に滞在する期間は2か月が最適だと感じたため #

冒頭にも記載した通り、当初、MONOL への留学は3か月で申し込んでいました。ただし、正直なところ期間を3か月とした強い根拠があるわけではないのです。

フィリピンにくる以前、私はこれまで語学留学を経験したこともなければ、日本国内の語学学校に通ったこともありませんし、オンラインレッスンを行ったこともありません。英語を勉強したのは日本の中学・高校・大学だけです。

そんな中で、どのくらいの期間留学するのが最適なのかを見定めるのは難しい(というかおそらく不可能)です。

「とりあえず3年」とか「石の上にも3年」とか「早起きは3文の徳」とか、日本人はなにかと“3”を使いますよね。浅薄でお恥ずかしいのですが、私も留学期間もそのような感じで、ひとまず3か月、と決めたのです。

ところが実際に MONOL に来て過ごしてみると、1つの学校に滞在する期間は2か月が最適だと感じるようになりました。これは MONOL だからそう思ったのではなく、どこの学校に留学していたとしても同じように感じたに違いありません。これには理由があります。

留学期間と過ごし方の関係性を考えてみますが、1か月経つ頃には学校にすっかり慣れ、2か月目に入ると日々の動きがすっかりルーティーン化されます。そして、ここからは想像なのですが、3か月目に入ると、環境に慣れすぎたために恐らく学習濃度が落ちてくるようになります。

学習濃度なんていうのは自制心の問題だ、と考える方も多いと思います。これまで私も同様の考え方をしていましたが、実際に留学して過ごしてみると、実感として上記のように感じました。

なぜ慣れすぎると学習濃度が落ちるのかを説明するのは難しいのですが、実際に多くの方がそう感じるようで、他の生徒と会話をしていても、2か月が最適かもね、という話で決着することが多いです。(ちなみに、MONOL の先生でも同意見の方がいたので、2か月が最適というのは意外と的を射ているのではないかと思っています。)

もちろん学習濃度(効率)が落ちるだけで、学習の効果がゼロになるわけではないのですが、会社をやめて語学留学している、悠長なことを言っていられない立場の人間(=私)としては時間は非常に大切です。

1つの学校に留学する期間は2か月が最適、というのは実際に来てみて感じた大きな気づきです。今後フィリピン留学を検討している皆さんも、ぜひ2か月という期間を軸に留学期間を考えてみてください。2か月以上の留学を行う私のような方は、2つ目の学校に通うことも検討してみるべきと考えます。

仮に2か月以上滞在したくなった場合も現地で延長することが可能な場合がほとんどです。逆に、私のように期間を短縮したい場合も現地で変更可能です。そのため、留学期間で迷っている方はひとまず2か月で申し込むことをお勧めします。

スピーキングとリスニングを集中的に学習したいと感じたため #

学校を移動する2つ目の理由が上記です。

MONOL に留学して勉強する中で感じたのですが、私の能力はまさに日本人という偏り方をしています。具体的には下記の通りです。

あくまでも私感ですが、リーディングを 100 とした場合の私の能力分布です。

  • リーディング:100
  • ライティング:70
  • リスニング:40
  • スピーキング:20
  • (プロナンシエイション):30

大学受験の際に(一応は)勉強していただけあり、リーディングについてはそこそこできるようです(といっても、もちろんネイティブと比較するとお子様レベルですが)。ライティングについても、時間をかければ 400 字超のエッセイを書くことができます。

しかしリスニングとスピーキング(加えてプロナンシエイションも)は悲惨なものです。従って、今の私は特にリスニングとスピーキングを重点的に勉強する必要があると感じました。

しかし、MONOL をはじめとして、バギオにあるほぼ全ての学校は全技能をバランスよく伸ばすようにカリキュラムが作られており、私が必要としているリスニングとスピーキングに集中的に取り組むカリキュラムが存在しません。

さらに付け加えておくと、リーディングとライティングについては海外で勉強しようが日本国内で勉強しようが大差ない、ということを留学して実感しました。

実際に MONOL の授業内容を鑑みても、リーディング学習に関しては、書店で教材を買って自己学習するのと大差ありません。また、ライティングについては添削してもらう必要があるため1人での学習が難しいですが、近年はオンラインで英文を添削してもらえるサービスがあるため、むしろそちらのサービスを利用した方がより安価に勉強できると思います。(あとは、オンライン添削であれば、PC を利用して英文を作成することができるのが地味にありがたいなと。手書きしているなかで、PC を使えばもっと早く書き進められるのになと思ったことがしばしばあります。)

上記の気づきも、海外留学ではリスニングとスピーキングに特化して取り組んだ方が良いと思うようになった要因の1つです。

以上のことから学校を移動する必要があると感じました。

なお、あまり大きく取り上げられてはいないのですが、MONOL には LEAP(リープ)コースというコースが存在します。少々特殊なコースとなっており、このコースを留学初期から選択することはできず、留学中に LEAP コースへと変更申請することで取り組むことができます。このコースはフルカスタマイズコースとなっており、生徒1人1人の個別の希望に沿って、カスタマイズしたカリキュラムを組んでくれます。そのため、私のようにリスニングとスピーキングに集中的に取り組みたい場合はこのコースへと変更するというのも1つの選択肢ではあります。

実は私は、留学してきて2週間後にマネージャーからこのコースを進められたのですが、考えた結果、断りました。その理由としては、自分用にカリキュラムをゼロからカスタマイズするくらいならば、最初からリスニングとスピーキングに特化した学校に通った方がよりしっかりしたカリキュラムで勉強できそうだと感じたためです。

補足:留学期間短縮の手続きについて #

フィリピンに留学する場合は、エージェントを通じて申し込むことがほとんどと思います。今回の私のように留学中に期間変更するという場合も、申し込み時に利用したエージェントの方がすべて手続きをしてくださいますので、手続きの面に関して心配する必要はありません。

ちなみに私は「セブ島留学センター」というエージェントを利用しました。この会社の回し者というわけではないのですが、非常にお世話になっているため、少しでもご恩返しになればと、ここに名前を挙げておきます。

補足:中国人の英語能力の偏り方について #

先に、私の能力はリーディング偏重の実に日本人らしい偏り方をしていると書きましたが、中国人でこれと逆の偏り方をしている方がおり(もちろん中国人が全員そうだというわけではありませんが)、面白かったのでここに書いておきます。

私が MONOL で出会った中国人の方で、スピーキングとリスニングに偏った能力構成となっている方がいました。その方は、英語で会話をすることはできるのですが、リーディングは不得意としており、ライティングに関しては簡単な単語ですら書くことができません。また、単語を音で覚えているらしく、「チキン(Chicken)」と「キッチン(Kitchen)」が時々どちらがどちらか分からなくなると言っていました。

国が違えば、能力の偏り方も違うのだなと面白かったのでここに記載しておきました。

次はセブ島にある「EV Academy」に行きます。 #

次の学校はセブ島にある「EV Academy」という学校です。

現在留学中のバギオ地域は過ごしやすい気候であり、勉強に集中できる環境が整っています。そのため、エリアとしてはバギオ地域が好きなのですが、先述した通りバギオ地域の学校はどこも全技能をバランス良く伸ばすようにカリキュラムが作られています。

今回の私の希望であるスピーキングとリスニングを集中的に伸ばすという目的をもとにエージェントの方と相談した結果、セブ島にある下記の2校がよいのではないかという話になりました。

  • EV Academy(イー・ブイ・アカデミー)
  • Philinter(フィリンター)

正直どちらの学校でも良かったのですが、EV Academy は非常に人気な学校であり満員も珍しくないなか今ならば空きがあるということだったので、それならばせっかくだからと、その学校に行くことに決めました。留学期間は2か月間です。

EV Academy へ移動後もブログで学習記録を付けていこうと考えていますので、皆さんのフィリピン留学のご参考となれば幸いです。

感想 #

MONOL での生活もあと2週間で終わりです。悔いのないように最後まで頑張ります。