プログラミングスクールに通う
July 12, 2020
まだ少し先の話ではあるが、10 月からプログラミングスクールに通う。
ここからはプログラミングの学習に専念する #
(本記事以前の記事を見れば分かる通り)私はこれまで英語学習に専念してきたが、ここからはプログラミング・エンジニアリングの学習に集中する。気が変わったわけではなく、もとから計画していたことである。
私は 2019 年末をもって前職を退職したが、その時点で計画があった。…というよりそもそも、必要がなければ退職していないわけであり、当然の事ながら、順序的にはまず目標が存在し、それを達成するための計画が存在し、それを実行するために必要だったから退職を決意したわけである。
退職した理由(のひとつ) #
会社を辞める旨の記事にも書いたことだが、私は IT 企業で働いていた。具体的に書くと職種はシステムエンジニアである。しかし、私はプログラミングが出来なかった。
IT 業界、特に SIer 業界を知らない人からすると驚くことかもしれないが、これはよくある話である。そもそも、一言で IT 業界と言ったって、職種は様々である。当たり前だが、営業もいれば経理もいる。
そしてシステムエンジニアの中にも色々な仕事がある。ただ、誤解しないでいただきたいのは、本来(狭義)のシステムエンジニアとは、システム開発の上流工程を担当するものを指す。しかし日本では、プログラマーやテスターや IT アーキテクトやプロジェクトマネージャなど全てを一括りにしてシステムエンジニアと表現している場合が少なくない。ちなみに、システムエンジニアという用語自体が和製英語だと記憶している。
私の仕事はある意味本来のシステムエンジニアに近かったのかもしれない。担当するシステムの、顧客との折衝・関係各所との調整・工程の管理などが主たる仕事だった。
仕事は楽しかった。就職活動時は将来的にプロジェクトマネージャになりたいと考えて就職先を探した。そして希望していた会社に就職することができた。いくつかのプロジェクトに関わらせていただき(当然、プロジェクトマネージャではなく、いちプロジェクトスタッフとしてだが)、自分がやりたいことを仕事にできたのだから幸せだった。
しかし、仕事を続ける中で、IT システムに関する折衝・調整・管理を担当している自分自身がプログラミングをできないというのは、本当に正しいのかと疑問を抱くようになった。実際、プログラマーの方が作成したコードをレビューする場面もあったのだが、これはつまりプログラミングをできない人間がコードレビューをしているのである。
規定上必要だったため行っていたが、それはもはやコードレビューではなく、プログラマーの方からコードについて手取り足取り教えてもらう勉強会のようである。
なお、プログラミングというのはあくまでも IT システムを構築する中での一要素である。システムをシステムとして動かすには、プログラム(アプリケーション)意外にも、OS やミドルウェア、ハードウェアやネットワークといったものも必要である。そのため正確に表現するならば、プログラミングができないことだけに対して疑問を抱いたのではなく、システムを構築できない人間がシステムを管理する仕事を本当にできるのか、ということに疑問を抱いた。
それがプログラミングを身に付ける必要性を、IT システムエンジニアリングを身に付ける必要性を感じた瞬間だった。
この先も変わらず IT の分野で働きたいと思っており、そのために何をする必要があるかと考えた結果、退職し、現在のように行動しようと計画したのである。
— 閑話・転調 — #
私の記憶が正しければ、高校受験の勉強をしている際に出くわした国語の文章で、新宿の街づくりとイタリアかどこかの街づくりを比較した評論文があった。その評論文によると、イタリアの統制された街並みは美しい景観をもつが、災害といった被害からの復興には弱いのだそうだ。壊れた建物を直すにしても、新しい建物を作るにしても、整った景観を保つために街並みの基準を満たす必要があり、それが復興を遅らせる。それに対して、統制のトの字も見られない新宿の街並みは、なんでもござれである。闇鍋状態のため復興は早い。カオスの持つ強みである。
…ということでカオスを表現するために以降は文体を変えます。大分適当な理由付けですね。ここまで書いてきた内容は自分の考えの振り返りが主だったため「である」調で書いてきましたが、以降は「ですます」調にしたかっただけです。どうでもいいように感じられるかも知れませんが、その時に使っている文体によって、自分の考え方も影響されるように思うのですよね。
— さらに閑話 — #
「である」調は"常体"、「ですます」調は"敬体"というらしいですよ。
— さらにさらに閑話 — #
さきほどから「閑話」と書いてますが、閑話は「むだ話」の意味です。「閑話休題」は「閑話」を「休題(話をやめること)」するので、脇にそれていた会話をもとに戻すときに使うのですが、逆の意味で使っている人も多いようです。偉そうに書いてますが、私もさきほど知りました。日本語は難しいですね。
G’s ACADEMY に通います #
さて、閑話休題です。
10 月からは、G’s ACADEMY(ジーズアカデミー)というプログラミングスクールに通います。東京と福岡に拠点がありますが、私の場合は東京(G’s ACADEMY TOKYO)の方です。
G’s ACADEMY ウェブサイト:https://gsacademy.jp/
なお、G’s ACADEMY は自身のことをプログラミングスクールではなく、エンジニア・起業家養成スクールと称していますが、メディアではプログラミングスクールの一種として紹介されていることが多いため、分かりやすさを重視してこの記事でもプログラミングスクールと記載しています。
G’s ACADEMY にはいくつかのコースがありますが、私が通うのは「フルタイム総合 LAB コース」という、週4日/6ヶ月のコースです。
詳細な情報は上記のウェブサイトに書いてありますし、検索すれば過去の受講生の方が書いたブログ記事も見つかるので、スクールに関する説明はここでは省略します。
入学するには試験(内容はコースによって異なり、私の受講する LAB コースの場合は「インタビュー試験」)に通過する必要があるのですが、先日無事に合格連絡をいただきましたので、10 月より晴れて通うことができます。G’s ACADEMY に通うことは、退職前から自分の中で勝手に決めていたことでもあるため、計画通りに受講できることとなり一安心です。
原宿に移転するとのこと #
ウェブサイトでも広報されていますが、G’s ACADEMY TOKYO は現在の表参道から、原宿に移転するそうです。10 月に移転するため、私は移転したての場所で学ぶことになりますね。個人的には、原宿の方がアクセスが良いため大変ありがたいです。
ちなみに、移転先は原宿駅の出て交差点を超えた右側に見える建物です。原宿駅を利用する方なら、見覚えがあるのではないでしょうか。
Wikipedia リンク:コープオリンピア - Wikipedia
こうやって調べてみると、歴史のある建物で大変興味深いですね。ただ、あまりにも脇道に逸れ過ぎそうなので深掘りするのはやめておきます。
なおより正確に言うと、この建物の中にある「JUNCTION harajuku」という施設の中に移転するようです。
まとめ #
ということで、プログラミング学習という新たなステップに突入です。10 月になりスクールが開始するまでは、プログラミングの自己学習をしていきます。
また、これまでやってきた英語学習についても細々続けていくつもりです。特に語学については、学習をやめるとどんどん能力が落ちていきますから…。
自分で決めた道、後悔の無いように必死に取り組みたいと思います。