フィリピン留学準備 - 単語の勉強

フィリピン留学準備 - 単語の勉強

January 11, 2020

フィリピン留学に向けた事前勉強、今回は単語編です。

これまでの学習の中でもデータベースというシリーズの単語帳を使って単語学習をしていましたが、まだまだ語彙力不足であることに違いなく、継続的に学習が必要です。

今回は下記の単語帳を使って学習しました。

「究極の英単語」アルク #

究極の英単語はアルクが出版している単語帳で、下記の通り4冊構成となっています。

  • 究極の英単語 Vol.1 初級の 3000 語
  • 究極の英単語 Vol.2 中級の 3000 語
  • 究極の英単語 Vol.3 上級の 3000 語
  • 究極の英単語 Vol.4 超上級の 3000 語

この単語帳はアルクが選定した 12,000 語の SVL という単語リストをもとに作られており、1冊に 3,000 語ずつ収録され、4冊で 12,000 語が完成します。また、下記の通り、SVL の選定はネイティブスピーカーによる使用頻度をベースに行われています。

「標準語彙水準 SVL12000」(SVL = Standard Vocabulary List)は、長年にわたり学習教材・書籍を通じて英語学習者の皆さんをサポートしてきたアルクが、蓄積してきたさまざまな英文データと、多数の貴重な選考資料をもとに、日本人の英語学習者にとって有用であると思われる英語語彙1万 2000 語を選び出し、基礎から上級へと 12 のレベルに区分した段階別学習語彙リストです。

「標準語彙水準 SVL12000」では、ネイティブスピーカーの「使用頻度」をベースにしながら、日本人学習者にとっての「有用性」「重要性」を考慮して単語の選定を行いました。日本における英語教育の現状を踏まえ、中学生から一般社会人まで、すべての英語学習者が段階を追って効率的に学ぶことができるよう、それらを 1000 語ずつ 12 のレベルに区分しています。

「標準語彙水準 SVL12000」には、どんな英文にも登場する最重要の単語が含まれているのはもちろん、一般の単語集であれば最初から除外されたり、省略されがちな単語でありながら、ネイティブスピーカーによって使用される頻度の高いものが多数含まれています。

SVL12000 |アルク

そして何よりの特徴は 12,000 語を収録している点です。英単語帳は様々出版されていますが、12,000 語レベルまで網羅できている単語帳はこの他にはありません。受験勉強の枠を超えた単語を勉強する際に利用する単語帳としては、いまのところこの単語帳一択になるのではないかと思います。

私は最終的に Vol.4 まで取り組む予定ですが、イチから取り組もうということでまずは Vol.1 と Vol.2 をやりました。

意味が分からない単語に付箋を付けていったところ、Vol.1 で約 50 個、Vol.2 で約 700 個の単語に付箋が付きました。Vol.1 の単語は本当に初級の単語ばかりでスラスラと進めることができたのですが、Vol.2 では分からない単語も多く、なんと 700 個もの単語に付箋がつきました。

正直なところ結構な絶望を感じました…。これまでデータベースシリーズの単語帳でも学習していたわけですし、また大学受験の勉強時には(もう8年も前になりますが)DUO という単語帳を使ってそれなりに勉強していたので、基本的な単語であれば知っているつもりだったのです。

それが早くも Vol.2 の段階で次から次に分からない単語が出てくるわけで、自信が打ち砕かれました笑

とはいえ、これは当然の結果のようです。

DUO と究極の英単語の掲載単語を分析・比較したブログがあるのですが、そのブログによると、DUO の 560 の文章中に登場する語彙および派生語・関連語をすべて覚えたとしても、Vol.2 の単語の約 54%は未知の単語となるそうです。

ですので、分からない単語数が 700 個だったというのは、むしろ健闘したほうだと言えるのかもしれません(無理やりなポジティブ思考です)。

ちなみに、DUO 掲載語彙のうち 81%が究極の英単語 Vol.1 と Vol.2 で登場するようなので、逆に言うと、Vol.3 以降は未知の単語がますます増えてくることになります。気が重いですが、やり進めるしかないですね…。フィリピン留学中もコツコツ勉強していきます。

どのくらいの語彙数を目標にすればよいのか #

結論から言うと、ひとまず 12,000 語を目標にすればよいようです。多くのサイトで述べられているのですが、英字新聞や洋書を読む際には、12,000 語を知っていればストレスなく読めるようで、ここがひとつの達成点といえます。

なお、ネイティブの語彙数は平均 27,000 語と言われており、12,000 語でもその半分に満たないというのは念頭に置いておいた方がよさそうです。

最終的にどこまで語彙数を伸ばすかはその人がどのように英語を利用したいのか次第と思いますが、第二言語として英語を学ぶ人は、12,000 語を目指して取り組むのが良いでしょう。

そして、究極の英単語を Vol.4 まですべてこなせばちょうど 12,000 語です。ということで、私の当面の目標はこの単語帳を最後までやり通すことになりますね。

単語帳で本当に語彙は身につくのか #

上記のような疑問を抱いている方もいると思います。私も単語帳だけで完全に単語を記憶できるとは考えておらず、最終的には文章の中で理解・記憶するものと感じています。

単語帳で勉強した内容は時間がたてば思い出せなくなってしまうものです。一度勉強した単語を文章中で見かけた際、運がよければすぐに意味が出てくるかもしれませんが、多くの場合は、勉強した記憶があるが意味は思い出せない、ということになるのではないでしょうか。

私は、この「以前に勉強したんだけどなぁ」となることが大切だと考えています。全く初見の単語が文章中で登場すると、それをそこから記憶するためにかなりのパワーが必要ですが、反対に過去一時的にでも記憶したことのある単語であれば、再学習時の定着度は大きく向上すると感じています。

単語帳はいわば、単語と一度出会っておくためのツールと考えていて、実際の使用法(=USAGE)含めて、最終的には文章を通じて記憶することになるでしょう。

感想 #

いよいよ1週間後にフィリピンへ出発します。荷物の準備もちゃんと考えないといけないですね。