フィリピン留学準備(?) - 英語勉強も兼ねてサウスパークを見る
December 15, 2019
引き続き「English Grammar in Use」というテキストを利用して勉強中です。
テキストについてはすべてやり終えてから書こうと思います。つまり、今時点ではブログにする事が特になく…。ということで、今回は勉強の話からちょっと外れて、サウスパークというアメリカのアニメの紹介です。私も英語の勉強を兼ねてたまに見ています。
サウスパーク(South Park)とは #
時事問題や有名人、政治家たちが登場する、ブラックユーモアあふれる風刺コメディアニメ。可愛い見た目とは裏腹に毒舌を吐く少年 4 人の視点を通して世相を斬る。
Netflix(ネットフリックス)
サウスパークはアメリカのアニメで、社会風刺を題材にしたコメディ作品です。アニメと聞いて子ども向けかと思われた方もいるかもしれませんが、これは完全に大人向けアニメになっています。
ストップモーションを使った切り絵の可愛らしい描画とは裏腹に過激な描写や社会風刺を主テーマとするコメディ・アニメである。放送開始当初から話題を呼び、ケーブルテレビ史上最高視聴率(スポーツ番組除く)や、数回のエミー賞受賞を記録している。
Wikipedia(ウィキペディア)
社会風刺をネタにしているから大人向けというのもありますが、なによりも描写が過激なため、教育上、子どもには到底見せられないような作品です。1999 年には映画版も作られていますが、上映された際には R15 指定だったようです。
過激な描写とは書きましたが、ポップな絵柄のアニメ上で展開される出来事のため、リアルな過激描写によって気分が悪くなるというようなことはないのでご安心ください。
とはいえ、人によって好き嫌いが分かれそうなアニメであることは間違いなく、不快に思われる方も少なからずいると思います。
どこで視聴できるか #
Netflix またはサウスパークの公式サイトから視聴が可能です。
サウスパークは 1997 年にシーズン 1 が作成され、現在はシーズン 23 まで作成されていますが、Netflix ではシーズン 15 ~ 21 が配信されています。音声は英語音声だけでなく、日本語吹き替え版も選択できます。字幕についても、英語字幕に加え、日本語字幕も表示可能です。
Netflix での視聴はもちろん有料になってしまいますが、なんとサウスパークの公式サイトでは全シーズン・全エピソードを無料で視聴することが可能です。音声・字幕ともに英語のみとはなりますが、英語で理解できる方ならばタダで楽しめます。サイトは下記です。
South Park Studios - https://southpark.cc.com/
なお私は Netflix 上で、英語音声・日本語字幕で視聴しています。いつかは英語音声・英語字幕だけで理解できるようになりたいです。
英語の勉強になるのか #
冒頭で「英語の勉強も兼ねて」たまに見ていますと書きましたが、私のような初学者が本当に勉強目的で視聴するのであれば、別の作品をおすすめします。会話スピードがかなり速く、内容も過激かつスラング盛りだくさんのため、初学者の勉強には到底向きません。
…ですので「英語の勉強も兼ねて」というのは嘘で、単純に面白いから見ているだけです笑
面白かったフレーズたち #
まだシーズン 15 ~シーズン 18(の途中まで)しか見ていないですが、その中で登場した、面白かったフレーズを紹介します。下品な内容ばかりですみません、と先に謝罪しておきます(まあ、サウスパーク自体がこういう作品なので)。
1
Toilet time is the last bastion of American freedom.
トイレの時間はアメリカの自由の最後の砦だ。
2
Love is like taking a dump. Sometimes it works itself out, but sometimes you gotta give it a nice, hard, slimy push.
愛はウンコと同じさ。勝手にうまくいくときもある。しかし、時には優しく後押しすることも必要だ。
3
Dad! Hey, Dad!
ねえお父さん!
What?
何だ?
My wiener’s stiff and pointy.
僕のウインナーがたってる。
Oh. Well, that’s just the friendly compass. See, whenever you have friends in the area, your little compass tells you where they are. It’s pointing up because Jesus is your friend.
ああ、それは「お友達センサー」だ。近くにいる友だちを指し示してくれる。上向きならイエス様だ。
Thanks, Dad.
なるほど。
4
Mr. Cameron, people should know how you saved us all. How will they know what a hero you are?
キャメロンさん、発表しないんですか?あなたが世界を救ったと。
James Cameron doesn’t do what James Cameron does for James Cameron. James Cameron does what James Cameron does because James Cameron is James Cameron.
ジェームズ・キャメロンは自分のためにやるのではない。ジェームズ・キャメロンだからやる、理由はそれだけだ。
5
We live in a world where privacy is gone. Your wiener, my balls - they’re public domain.
この世界にプライバシーはない。お前のウインナーだって俺のボールだって、みんなのものだ。
お勧めエピソード #
私が視聴した中で、特におもしろく、内容が示唆に富んでいて、かつ過激な描写が少ないエピソードを選びました。シーズン 15 ~ 18 で 1 エピソードずつです。加えて、エミー賞を受賞した「Raising the Bar」という作品も記載しておきます。
Freemium Isn’t Free(フリーミアムは無料じゃない) #
カナダ王子とゲーム省の大臣が、無料をうたったゲームアプリで大もうけ。そんな中、スタンは自分がゲーム中毒だという現実を突きつけられる。-シーズン 18(2014 年)/エピソード 6
Netflix(ネットフリックス)
…スマホゲームを皮肉した内容です。
Cash For Gold(ゴールド買い取り店) #
高齢者をだまして商品を売りつける通販番組を、何とかして止めようとするスタン。一方カートマンは、このいかさま商法に乗って金もうけしようとする。-シーズン 16(2012 年)/エピソード 2
Netflix(ネットフリックス)
…テレホンショッピング、金買取店、ひいては資本主義を皮肉した内容です。
The Hobbit(ホビット) #
ウィンディが、キム・カーダシアンは写真加工で印象操作をしていると主張。そんな時、婚約者のカニエ・ウェストがサウスパーク小学校に姿を見せる。-シーズン 17(2013 年)/エピソード 10
Netflix(ネットフリックス)
…画像の加工を皮肉した内容です。
The Last of the Meheecans(ラスト・オブ・メキシカン) #
メキシコ人の密入国を阻止するゲームを楽しむ男子たち。ひょんなことからカートマンが国境警備隊入りを果たし、その有能ぶりを発揮することになる。-シーズン 15(2011 年)/エピソード 9
Netflix(ネットフリックス)
…アメリカのメキシコ不法移民政策を皮肉した内容です。
Raising the Bar(モラルの引き揚げ) #
肥満を自覚し、電動カートを使い始めるカートマン。カイルは彼のドキュメンタリーを撮り、社会で恥に対するハードルが下がっていると訴えようとする。-シーズン 16(2012 年)/エピソード 9
Netflix(ネットフリックス)
…アメリカのモラル低下を皮肉した内容です。本作品はエミー賞を受賞しました。ちなみに先述した面白かったフレーズの「ジェームズ・キャメロンは…」は、このエピソードで登場します。
ポケモンを題材にしたエピソードもある #
シーズン 3(1999 年)/エピソード 10 では「Chinpoko Mon」というタイトルでポケモンを皮肉ったエピソードもあります(正確にいうと、ポケモンを皮肉っているのではなく、ポケモンに熱中するアメリカの子供たちを皮肉った内容)。
Wikipedia のページもありますので、どのような内容か知りたければどうぞ。
正直、日本人目線では色々と問題がある内容になっていますが、ある意味では皮肉される側の気持ちを経験できる機会とも言えます。サウスパークの公式サイトから視聴可能です。
まとめ #
サウスパークは、(少なくとも初学者の)英語学習には向きません。勉強のことはひとまず忘れて視聴するのが良いでしょう。
…という元も子もないことを記載して終わりにします!