ENGLISH COMPANY - 説明会に行きました

ENGLISH COMPANY - 説明会に行きました

March 29, 2020

コロナウィルスの関係から、当初予定していたフィリピン留学は途中で中止となりました。予定は計画と狂ってしまったものの、英語学習に集中的に取り組むという大きな方針は変えずにこのまま継続していきたいと思っています。

ということで、日本で英語学習を継続することになるのですが、より効果的に学習を進めるために、英語のスクールに通うことを検討しています。

インターネット上で自分で様々調べたり、詳しい友人からアドバイスを貰ったりした結果、私は「ENGLISH COMPANY(イングリッシュ・カンパニー)」というスクールが良いのではないかと感じ、先日説明会に参加してきました。

ENGLISH COMPANY(イングリッシュ・カンパニー)とは #

昨今の流行りの英語のパーソナルトレーニングスクールです。より分かりやすく言うと、ライザップの英語版だと考えてください。ちなみに、本物のライザップ英語版である「RIZAP ENGLISH」は 2016 年より開始されましたが、「ENGLISH COMPANY」はその1年前の 2015 年より開始されており、実は英語のパーソナルトレーニングスクールとしては古参です(そもそもこのビジネスモデル自体が新しいので、それでも 2015 年と最近ですけれど)。

学校のカリキュラムの売りは、「言語習得の科学『第二言語習得研究』の知見をベースにしたトレーニング」とのことですが、詳しくは ENGLISH COMPANY の公式 HP をご覧ください。

また、各英語スクールを比較しているサイトなどもあるので、気になった方は調べてみてください。

(…ここだけの話、元も子もないことを言ってしまいますと、各社色々と売り文句を並べていますが個人的にはどこのパーソナルトレーニングスクールもトレーニングで取り組む内容はそう大きく変わらないのではないかと思います。私の独断であり偏見です。)

受講を考えているコース #

ENGLISH COMPANY にはいくつかのコースがありますが、私は最も主要なコースである「パーソナルトレーニングコース」の受講を考えています。

これは 90 日間(3か月)のプログラムで、料金は驚きの 588,600 円です。正直かなりお高めですが、パーソナルトレーニングスクールはどこもこんな金額になってしまいます。一応料金の内訳を書いておくと下記の通りです。

「入会金:50,000 円(税別)」+「トレーニング料金:165,000 円(1ヶ月分)(税別)」× 3ヶ月

=「合計:545,000 円(税別)」となり、8%の税込にすると「588,600 円」です。

なお、その人のトレーニング内容にあわせて別途市販教材を用意することになるため、上記に加えて、10,000 円ほど追加でかかると考えておいてください、と(説明会で)説明されました。

良いお値段しますが、フィリピン留学を3か月した場合と同じと考えており、自分の中では値段に納得しています(…高いなとは思いますけどね)。

説明会(集団説明会)の内容 #

説明会は2種類あります。1対1で説明を聞くことができる個別説明会と、最大で 7 名くらいで集まって説明を聞く集団説明会です。

問い合わせたところ、直近の個別説明会の予約は埋まってしまっており少し待つ必要があるが、集団説明会であれば比較的すぐに参加できるとのことだったので、私は集団説明会に参加してきました。

ENGLISH COMPANYのパンフレット

概要を書きますが、私が参加した集団説明会の流れは下記の通りでした。所要時間は1時間 30 分ほどです(正確には1時間 15 分くらいで終わりましたね)。

  • ENGLISH COMPANY の説明 …15 分ほど
  • トレーニング体験
    • コア・グラマー(認知文法) …15 分ほど
    • 速読リーディング …45 分ほど
      • リスニングのチェック
      • 単語の確認
      • チャンクリーディング
      • サイトトランスレーション(瞬間翻訳):英語 → 日本語
      • サイトトランスレーション(瞬間翻訳):日本語 → 英語

以下、各項目を簡単に説明していきます(用語など間違いあるかもしれませんが、ご容赦ください)。

冒頭の ENGLISH COMPANY の説明については、HP にあるような内容をさらっと説明される感じでした。そしてトレーニングの体験に移ります。トレーニング内容は大きく2つあります。「コア・グラマー」と「速読リーディング」です。

なお各トレーニングの内容・効果については、たった1時間体験しただけで明言できることは何もありませんので、以下では触り程度に書いていきます。今後正式に受講し続けていく中で、その効果をちゃんと理解できたときに、改めて整理して書きたいと思います。

1つ目の「コア・グラマー」では文法をイメージで捉えましょう、といった説明を受けます。現在進行形だったら、まさにいま動いているところをイメージする、といったそんな具合です。

2つ目の「速読リーディング」の中ではいくつかのトレーニングを行います。

まず、下記のくらいの長さの文章をリスニングします。例として「News in Levels」というサイトの記事を引用します。

A Japanese company created the strongest robot in the world. The company hopes that it will redefine factory automation capabilities.

The robot has a long name – M-20001A/1700L – but that is not important. What is, is that it can lift up to 1.7 tonnes. That is the equivalent of two small cars or 24 people.

The robot also has the highest level of protection. It is almost indestructible.

Strongest Robot in the World | News in Levels(Mar 31, 2020)

1回リスニングしただけで完璧に内容まで把握できるのが理想ですが、それは難しいですよね。逆にいうと、それができるようになるために、みんな英語を学びに来ているわけです。

リスニングをして自分が聞き取れないことを確認した後、次に文章中に出てくる単語とその意味を確認します。

  • redefine:(動詞)再定義する
  • capability:(名詞)能力
  • equivalent:(形容詞)同等の
  • indestructible:(形容詞)破壊できない

その後で、もう一度リスニングします。これで理解できるようになった場合、あなたは単語を知らなかったために先の文章を理解できなかったのです。そのため、あなたが取り組むべきことは語彙力の強化です。

次に、先のリスニング音源のスクリプトを使って、チャンクリーディングを行います。文章の区切りにスラッシュを入れる、スラッシュリーディングはご存じの方も多いと思いますが、チャンクリーディングもそれとよく似ています。ただし、チャンクリーディングでは文章の区切りにスラッシュを入れるのではなく改行することにより、さらに区切りをはっきりと意識させるものです。

先の文章の一部をチャンクリーディング用に分割します。

A Japanese company created

the strongest robot in the world.

The company hopes

that it will redefine

factory automation capabilities.

Strongest Robot in the World | News in Levels(Mar 31, 2020)

そして、これを1つのチャンク単位で日本語にパッと翻訳(サイトトランスレーション)していきます。

日本の会社は作った

世界の中で一番強いロボットを。

その会社は願う

それが再定義すること

ファクトリー・オートメーションの能力を。

Strongest Robot in the World | News in Levels(Mar 31, 2020)

文章全体をきれいな日本語訳に直そうとした場合、英語の持つ文章構造と、日本語のそれは異なるため、どうしても返り読みなどをしながら訳さなければなりません。

しかしその意識のままリスニングをしてしまうと、文章のスピードについていけなくなります。そのため、英語そのもののかたまりのまま1つ1つのチャンクの意味をパッと掴む練習をします。つまり、理解のスピードを上げる練習です。

そして、この練習の後にまたリスニングしてみて文章が理解できるようになっていたら、あなたに欠けているのは文章を理解するスピード、ということになります。

次に音読を行いますが、この時に使うスクリプトは下記のようになっています。

A _____ company created

the _______ in the world.

The company hopes

that it will ____

factory ___________.

Strongest Robot in the World | News in Levels(Mar 31, 2020)

このように虫食いになっていて、チャンクごとのイメージ(意味)を思い起こしながら音読をし、最終的には日本語の文章を見たときにすぐに英語の文章を暗唱できるようにしていきます。

以上で体験トレーニングは終了です。

体験トレーニングの感想 #

結局のところ、正式に受講して取り組み続けてみない限りはその成果は分からないですが、しかし、各トレーニングでつまづいたところによって、その人の課題が分かるというのはとても納得のいくものであり、また合理的な進め方だと感じました。課題とそれに対する練習方法さえ特定できれば、あとは勉強すればいいわけですから。

3か月後に振り返ってみて初めて効果の是非が分かると思いますが、少なくとも私は ENGLISH COMPANY のトレーニング方法を信じて取り組んでみようと思います。

受講待ちが発生しているようです。 #

「パーソナルトレーニングコース」では週に2回のトレーニングがあります。

(悲しいかな)現在私は基本的に予定がないため、いつでもトレーニングを受講することが可能です。少しでも早く受講開始をしたかったため「トレーニング時間帯はいつでも構わない & 都内の校舎(スタジオと呼ぶそう)であればどこでも構わない」旨を伝えたところ、4月初旬からの受講開始が可能とのことでした。

なお、集団説明会に参加された私以外の方は会社員の方でしたが、その方が「平日の夜」と希望を伝えたところ(会社に勤めていたら普通そうですよね)、5月頃からの受講になると説明されていました。

説明会に参加する前にネットで ENGLISH COMPANY を調べたところ、600 人が受講待ち状態の人気スクール、なんて書き方をしている記事もありましたが、600 人という数字の是非は不明ながらも、受講待ちが発生していることは確かなようです。

そのため、今後受講を検討されている方は、ひとまず早いところ説明会に参加しておき、受講待ちのリストの中に自分を加えておいて貰うのが賢いやり方だと思います。

なお説明会の場では、契約書のやりとりは一切ありませんのでご安心ください。説明をしてくださった先生曰く、説明会はあくまでも「説明・体験をしたうえで、受講を希望した方を受講待ちのリストに加えるだけの場所」だそうで、契約書のやりとりを行うのは受講開始時の初回トレーニングの場においてとのことでした。

受講待ちをしている最中に考えた変わった場合は、その旨を申し出ればそれで終わりですので、説明会についてはあまり深く考え込まずにとりあえず参加してみるくらいの気持ちで良いのではないかと思います。

説明会終了時に本をくださいました。 #

参加者全員に下記の本が配られました。

最速最短!英語学習マップ

ENGLISH COMPANY が出版している本ですね。定価で買うと 1,000 円します。

感想 #

フィリピン留学の予定が狂って散々でしたが、気持ちを切り替えて日本での英語学習に励んでいきたいと思います。